緊急連絡先・パスワード管理者の選定と教育
有事の際の対応者の選定
- 選定基準: 物理的なバックアップにアクセスできる場所におり、信頼できる人物を1〜2名指定する。
- 役割の明確化: 全てのIT管理を引き継ぐ「後継者」か、あるいは単に「専門家に連絡して鍵を渡すだけの連絡係」かを決めておく。
緊急連絡先機能の設定
- 機能の活用: 管理者のアカウントにアクセスできなくなった際、家族や信頼できるパートナーがアクセス権をリクエストできる公式機能の設定(たいていのパスワード管理ソフトにはこの機能がある)
- 待機期間の設計: リクエストから承認(または自動許可)までの待機期間を適切に設定し、誤操作や不正アクセスを防止する。
運用が可能な最小限の教育
- 「触らない」教育: 詳しくない者に対しては「この設定は変えない」「この通知が出たら管理者に連絡する」といった、不作為による安全確保を徹底させる。
- 偽情報の見分け方: 家族やスタッフに対し、管理者になりすましたパスワード開示請求(フィッシング等)には絶対に応じないよう、具体的な連絡経路を共有しておく。
4. 定期的な継承訓練をする
- アクセステスト: 1年に一度、緊急連絡先に指定した人物が、バックアップの保管場所を確認し、実際にログインできるか(またはリクエストが飛ぶか)をテストする
- 連絡先の更新: メンバーの入れ替えや、信頼関係の変化に応じて、継承リストを常に最新の状態に保つ。