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目的

Windowsの初期状態(デフォルト)は利便性が最優先されている。そのため、不要な機能、通信ポート、レガシープロトコルが解放状態のままで危険。サードパーティ製のセキュリティソフトを入れる前に、まずOS標準機能を徹底的に絞り込んで初期攻撃面(アタックサーフェス)を最小化する。予算ゼロで即時実行できる、SOHO端末防衛の第一歩。

実践手順

Windows Defenderの強化(潜伏防止)

  • コア分離・メモリ整合性の有効化
    • 「Windows セキュリティ」>「デバイスのセキュリティ」>「コア分離の詳細」を開く。
    • メモリ整合性を「オン」に変更。これでマルウェアによる高権限プロセスへのコード注入を遮断できる。
  • 見つかりにくいアプリのブロック(PUA対策)
    • 「アプリとブラウザーコントロール」>「評価ベースの保護の設定」へ進む。
    • 「望ましくない可能性のあるアプリのブロック」を「オン」にする。「アプリのダウンロード」と「アプリのブロック」の双方にチェックを入れておく。

不要なレガシー機能の無効化(通信経路の遮断)

  • SMBv1の完全無効化(ランサムウェア拡散防止)
    • スタートメニューから「Windowsの機能の有効化または無効化」を起動する。
    • 「SMB 1.0/CIFS ファイル共有のサポート」のチェックを外して適用。
  • コントロールパネル経由での不要プロトコル削除
    • 「ネットワーク接続」から使用中のネットワークカード(有線/Wi-Fi)のプロパティを開く。
    • 「Microsoft ネットワーク用クライアント」や「Microsoft ネットワーク用ファイルとプリンター共有」が不要な端末(単体運用のノートPCなど)は、チェックを外して通信経路を閉じる。

アカウント・認証の初期設定変更(奪取対策)

  • サインインオプションの厳格化
    • 「設定」>「アカウント」>「サインインオプション」を開く。
    • 「セキュリティ向上のため、このデバイスではMicrosoftアカウントのWindows Helloサインインのみを許可する」を「オン」にする。これでパスワード認証をバイパスした攻撃を防げる。
    • 席を離れた場合の再サインイン要件は「PCがスリープから復帰したとき」に必ず固定しておく。