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目的
OS標準の防衛機能を抜けてくる、あるいはメール添付やWebダウンロード経由で侵入を試みる既知のマルウェアを確実に検知・隔離する。最先端の振る舞い検知(EDR等)を導入する前の大前提として、過去に特定されたものシグネチャ(定義ファイル)とマッチングさせ、水際で脅威を自動的に排除する仕組みを確立する。
実践手順
Windows Defender(標準)の保護強度最大化と常時監視確認
- サードパーティ製品を導入しない場合、Windows標準のDefenderを完全に稼働させる。
- 「Windows セキュリティ」>「ウイルスと脅威の防止」を開く。
- 「ウイルスと脅威の防止の設定」の「設定の管理」へ進む。
- 以下の4項目がすべて
オンになっていることを確認する。リアルタイム保護(メモリ上で動く不審な挙動の常時監視)クラウド提供の保護(最新の脅威情報のリアルタイム同期)サンプルの自動送信(未知の検体を解析に回す機能)不正細工防止(マルウェアによるDefender自体の無効化を阻止)
定義ファイルの自動更新頻度の追加(Windows環境)
- 標準では1日1回程度の更新を、タスクスケジューラを用いて数時間おきに強制実行させ、定義ファイルのタイムラグ(死角)を最小化する。
- 「タスクスケジューラ」を起動し、「基本タスクの作成」から以下の条件で仕込む。
- トリガー: 毎日、繰り返し間隔を
1時間または4時間に設定。 - 操作: プログラムの開始。
- プログラム/スクリプト:
"C:\\Program Files\\Windows Defender\\MpCmdRun.exe" - 引数の追加:
SignatureUpdate
- トリガー: 毎日、繰り返し間隔を
隔離エリアの確認と定期的なフルスキャンの自動化
- クイックスキャンとフルスキャンの使い分け:
- 日常のリアルタイム保護に加え、週に1回(例:毎週日曜日)は全ストレージを走査する「フルスキャン」をスケジュール実行する。
- 検知時のオペレーション(自動隔離の徹底):
- 万が一脅威が検知された際、ユーザーが迷って「許可」を押さないよう、デフォルトの処理を「隔離」または「削除」に固定する。隔離されたファイル(Vault)は、誤検知が確定するまで絶対に復元させない。
