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キャプティブポータルとは
キャプティブポータル(Captive Portal)とは、ネットワークへ接続した利用者を認証画面や利用規約の画面へ誘導し、条件を満たした後にインターネット利用を許可する仕組みである。
Wi-Fiへ接続した直後はインターネットを利用できず、ブラウザを開くとログイン画面や利用規約が表示される。この仕組みがキャプティブポータルである。
なお、「Captive」は「拘束された」という意味であり、認証や同意が完了するまでインターネット利用を制限することから、この名称で呼ばれている。
キャプティブポータルはどのように動作するのか
キャプティブポータルは、一般的に次の流れで動作する。
- Wi-Fiへ接続する
- インターネット通信が一時的に制限される
- ブラウザを開くと認証画面や利用規約画面が表示される
- 認証や同意を行う
- インターネット利用が許可される
つまり、Wi-Fiへ接続することと、インターネットを利用できることは別の処理として扱われている。
Wi-Fiを提供する側にとっては、利用者ごとに認証方法や利用条件を変更したり、利用時間や利用回数を制御したりできるメリットがある。
キャプティブポータルではどのような認証が行われるのか
キャプティブポータルは認証方式ではなく、認証画面を表示する仕組みである。
そのため、表示される認証方法は運用によって異なる。
代表的な認証方法は次のとおりである。
- 利用規約への同意
- 利用コード(バウチャー認証)
- ID・パスワード認証
- メール認証
- SMS認証
- SNS認証
例えばホテルやイベント会場では、受付で受け取った利用コードを入力する方式が広く利用されている。
キャプティブポータルはどのような場所で利用されるのか
キャプティブポータルは、一時的な利用者へネットワークを提供する場面で広く利用されている。
主な利用例は次のとおりである。
- ホテル・旅館
- カフェ・飲食店
- 商業施設
- 空港・駅
- 公共施設
- イベント会場
- 来客用ゲストWi-Fi
家庭内や通常の社内ネットワークでは、一般的にWi-Fi認証のみで利用するため、キャプティブポータルが利用されることは少ない。
一方で、来客向けのゲストWi-Fiでは広く利用されている。
多くの公衆Wi-Fiではキャプティブポータルによる認証や利用規約への同意を求められることが多い。一方、00000JAPANは災害時の迅速な利用を優先するため、通常はこれらを行わない。
キャプティブポータルのメリット・デメリット
メリット
キャプティブポータルには次のようなメリットがある。
- 利用者を認証できる
- 利用規約を表示できる
- 利用時間や利用回数を制限できる
- 利用者ごとに異なる認証方法を利用できる
- ゲスト利用者のみへネットワークを提供しやすい
デメリット
一方で、次のような点には注意が必要である。
- 認証画面を表示する操作が必要になる
- Webブラウザを持たない機器(IoT機器やプリンターなど)では、認証画面を表示できず接続できない場合がある
- 一時利用を前提としており、日常的な社内利用には適していない
Wi-Fi認証との違い
Wi-Fi認証とキャプティブポータルは役割が異なる。
Wi-Fi認証は、無線LANへ接続するための認証である。
一方、キャプティブポータルは、Wi-Fi接続後にインターネット利用を許可するための仕組みである。
そのため、キャプティブポータルではWi-Fiへは接続できていても、認証や同意が完了するまでインターネット通信は制限される。
まとめ
キャプティブポータルとは、ネットワークへ接続した利用者へ認証画面や利用規約を表示し、条件を満たした後にインターネット利用を許可する仕組みである。
認証方式そのものではなく、認証を行うための仕組みであり、その中で利用コード(バウチャー認証)やID・パスワード認証など、様々な認証方式が利用される。
ホテルや公共施設、ゲストWi-Fiなど、一時的な利用者へネットワークを提供する場面で広く利用されている。
