キャプティブポータルとは|認証画面でネットワーク利用を制御する仕組み

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キャプティブポータルとは

キャプティブポータル(Captive Portal)とは、ネットワークへ接続した利用者を認証画面や利用規約の画面へ誘導し、条件を満たした後にインターネット利用を許可する仕組みである。

Wi-Fiへ接続した直後はインターネットを利用できず、ブラウザを開くとログイン画面や利用規約が表示される。この仕組みがキャプティブポータルである。

なお、「Captive」は「拘束された」という意味であり、認証や同意が完了するまでインターネット利用を制限することから、この名称で呼ばれている。

キャプティブポータルはどのように動作するのか

キャプティブポータルは、一般的に次の流れで動作する。

  1. Wi-Fiへ接続する
  2. インターネット通信が一時的に制限される
  3. ブラウザを開くと認証画面や利用規約画面が表示される
  4. 認証や同意を行う
  5. インターネット利用が許可される

つまり、Wi-Fiへ接続することと、インターネットを利用できることは別の処理として扱われている。

Wi-Fiを提供する側にとっては、利用者ごとに認証方法や利用条件を変更したり、利用時間や利用回数を制御したりできるメリットがある。

キャプティブポータルではどのような認証が行われるのか

キャプティブポータルは認証方式ではなく、認証画面を表示する仕組みである。

そのため、表示される認証方法は運用によって異なる。

代表的な認証方法は次のとおりである。

  • 利用規約への同意
  • 利用コード(バウチャー認証)
  • ID・パスワード認証
  • メール認証
  • SMS認証
  • SNS認証

例えばホテルやイベント会場では、受付で受け取った利用コードを入力する方式が広く利用されている。

キャプティブポータルはどのような場所で利用されるのか

キャプティブポータルは、一時的な利用者へネットワークを提供する場面で広く利用されている。

主な利用例は次のとおりである。

  • ホテル・旅館
  • カフェ・飲食店
  • 商業施設
  • 空港・駅
  • 公共施設
  • イベント会場
  • 来客用ゲストWi-Fi

家庭内や通常の社内ネットワークでは、一般的にWi-Fi認証のみで利用するため、キャプティブポータルが利用されることは少ない。

一方で、来客向けのゲストWi-Fiでは広く利用されている。

多くの公衆Wi-Fiではキャプティブポータルによる認証や利用規約への同意を求められることが多い。一方、00000JAPANは災害時の迅速な利用を優先するため、通常はこれらを行わない。

キャプティブポータルのメリット・デメリット

メリット

キャプティブポータルには次のようなメリットがある。

  • 利用者を認証できる
  • 利用規約を表示できる
  • 利用時間や利用回数を制限できる
  • 利用者ごとに異なる認証方法を利用できる
  • ゲスト利用者のみへネットワークを提供しやすい

デメリット

一方で、次のような点には注意が必要である。

  • 認証画面を表示する操作が必要になる
  • Webブラウザを持たない機器(IoT機器やプリンターなど)では、認証画面を表示できず接続できない場合がある
  • 一時利用を前提としており、日常的な社内利用には適していない

Wi-Fi認証との違い

Wi-Fi認証とキャプティブポータルは役割が異なる。

Wi-Fi認証は、無線LANへ接続するための認証である。

一方、キャプティブポータルは、Wi-Fi接続後にインターネット利用を許可するための仕組みである。

そのため、キャプティブポータルではWi-Fiへは接続できていても、認証や同意が完了するまでインターネット通信は制限される。

まとめ

キャプティブポータルとは、ネットワークへ接続した利用者へ認証画面や利用規約を表示し、条件を満たした後にインターネット利用を許可する仕組みである。

認証方式そのものではなく、認証を行うための仕組みであり、その中で利用コード(バウチャー認証)やID・パスワード認証など、様々な認証方式が利用される。

ホテルや公共施設、ゲストWi-Fiなど、一時的な利用者へネットワークを提供する場面で広く利用されている。