SMBとは|Windowsを中心に利用されるファイル共有プロトコル

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SMB(Server Message Block)は、ネットワークを経由してファイルやプリンタなどを共有するための通信プロトコルである。

Windowsのファイル共有で標準的に利用されており、エクスプローラーから別のPCやファイルサーバ、NASの共有フォルダへアクセスする場合などに使用される。

Windows以外でもmacOSやLinux、多くのNASがSMBに対応しており、異なるOSや機器間でのファイル共有にも利用できる。

SMBによるファイル共有

SMBでは、ファイルを提供する側でフォルダなどを共有し、利用する側からネットワークを経由して接続する。

Windowsでは、次のようなUNCパスを指定して共有フォルダへアクセスできる。

\\server\share

接続するユーザーには権限を設定でき、許可された範囲でファイルの参照、作成、変更、削除などを行える。

家庭や小規模事業所では、NASに保存したファイルを複数のPCから利用する場合や、Windows PCのフォルダを他の端末と共有する場合などに使われる。

SMBのバージョン

SMBには複数のバージョンがあり、SMB 1.0からSMB 2、SMB 3へと更新されてきた。

SMB 1.0は古く安全性に問題のある仕様であり、現在の環境では使用しない。古い機器がSMB 1.0を必要とする場合は、SMB 1.0を有効にする前に機器の更新や代替手段を検討する。

SMB 2以降では通信効率などが改善され、SMB 3では通信の暗号化をはじめとするセキュリティ機能も追加されている。

SMBで使用するポート

現在のSMBでは、主にTCP 445番ポートを使用する。

LAN内のファイル共有などで使用される一方、SMBをインターネットへ直接公開すると、外部からSMBサービスへ接続できる状態となる。

外部から共有ファイルへアクセスする必要がある場合は、TCP 445番ポートをインターネットへそのまま公開せず、VPNなどを利用して内部ネットワークへ安全に接続する方法を検討する。

SMBを利用できる機器

SMBはWindowsだけではなく、macOSやLinuxでも使われる。

NASの多くもSMBによるファイル共有機能を備えている。そのため、WindowsとMacから同じNASの共有フォルダを利用するといった構成にも使用できる。

LinuxではSambaなどのソフトウェアによってSMBによるファイル共有を提供することもできる。

SMBを安全に利用するための基本

SMBを利用する場合は、SMB 1.0を使用せず、OSやNASなどSMBを提供する機器を更新しておく。

共有フォルダへアクセスできるユーザーと権限は、必要な範囲に限定する。

インターネットからSMBへ直接接続できる状態にはせず、外部から利用する必要がある場合はVPNなどの安全な接続手段を組み合わせる。