DNSフィルタリングとは|名前解決で通信先を制御する仕組み

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DNSフィルタリングとは

DNSフィルタリングとは、DNSによる名前解決の段階で、特定のドメインへのアクセスを許可・拒否する仕組みである。

危険なWebサイトへのアクセス防止や広告の抑制など、セキュリティや利便性の向上を目的として利用される。

DNSフィルタリングの仕組み

端末がDNSへ問い合わせを行う際、ドメイン名をもとにアクセス可否を判定する。

許可されたドメインは通常どおり名前解決される。一方、遮断対象のドメインは、名前解決を失敗させたり、ブロックページへ誘導したりすることで通信を制御する。

通信そのものではなく、名前解決の段階で制御することが特徴である。

DNSフィルタリングが効果を発揮しやすいもの

DNSフィルタリングは、ドメイン名を利用する通信に対して効果を発揮する。

代表例

  • フィッシングサイト
  • マルウェア配布サイト
  • 広告配信ドメイン
  • トラッキングドメイン
  • 成人向けサイト(サービスによる)
  • 業務上不要なWebサイト(サービスによる)

広告を遮断することで得られる効果

広告配信ドメインを遮断することで、広告の表示を抑制できるサービスがある。

これにより、悪意ある広告や詐欺広告への接触機会を減らす効果が期待できる。また、通信量の削減やWebページの表示速度向上につながる場合もある。

DNSフィルタリングで防げないもの

DNSフィルタリングはドメイン単位で通信先を制御する仕組みであるため、対応できないケースもある。

  • IPアドレスを直接指定した通信
  • フィルタリング対象に登録されていないドメイン(管理者が独自登録できるサービスもある)
  • 同一ドメイン内の一部だけを個別に遮断したい場合

DNSフィルタリングを利用する方法

DNSフィルタリングは、大きく分けて2つの方法で利用できる。

DNSサービスを利用する

DNSフィルタリング機能を提供するDNSサービスを利用する方法である。

無料・有料のサービスがあり、ルーターや端末へDNSサーバを設定して利用する。

UTM・セキュリティ製品を利用する

UTMやセキュリティ製品がDNS問い合わせを監視・制御する方法である。

他のセキュリティ機能と連携しながら、組織全体へ統一したポリシーを適用できる。

パブリックDNSとの違い

パブリックDNSは、誰でも利用できるDNSサービスを指す。

一方、DNSフィルタリングは名前解決を制御する技術であり、パブリックDNSや有料DNSサービス、UTMなど、さまざまな製品やサービスで利用されている。

DNSフィルタリングに関連する用語

まとめ

  • DNSフィルタリングは、名前解決の段階で通信先を制御する仕組みである
  • 危険なWebサイトや広告配信ドメインなどへのアクセス制御に利用される
  • 悪意ある広告や詐欺広告への接触機会を減らす効果も期待できる
  • ドメイン単位で制御するため、IPアドレスを直接指定した通信などには対応できない
  • DNSサービスやUTMなど、さまざまな方法で利用できる
  • パブリックDNSとDNSフィルタリングは異なる概念である