モバイルデバイスでDNSフィルタリングサービスを利用する|ルーター外でもDNSフィルタリングを適用する

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ルーターへDNSフィルタリングサービスを設定すると、自宅やオフィスではLAN内の端末へまとめてDNSフィルタリングを適用できる。

一方で、外出先では自宅やオフィスのルーターを経由しないため、その設定は利用されない。

ノートパソコンやスマートフォンを持ち出して利用する場合は、端末側にもDNSフィルタリングを設定することで、場所を問わずDNSフィルタリングを利用できる。

ユニットでは、モバイルデバイスへDNSフィルタリングサービスを設定する方法と、利用時の注意点について扱う。

設定前に確認すること

利用するDNSフィルタリングサービス

利用するDNSフィルタリングサービスを決めておく。ルーターと同じサービスを利用すると、設定や管理を一元化しやすい。

参考:DNSフィルタリングサービスを選ぶ

利用できる設定方法を確認する

DNSフィルタリングサービスによって対応する設定方法は異なる。代表的な設定方法は次のとおりである。

  • AndroidのプライベートDNS
  • iPhone・iPadのDNS構成プロファイル
  • 専用アプリ
  • VPN方式

利用するサービスがどの方法に対応しているか確認しておく。

モバイルデバイスへ設定する

AndroidではプライベートDNSを利用する

Androidでは、プライベートDNS機能からDNSフィルタリングサービスを設定できる。

多くのサービスでは、指定されたホスト名を入力するだけで利用できる。

iPhone・iPadではDNS構成プロファイルや専用アプリを利用する

iPhone・iPadでは、DNS構成プロファイルや専用アプリを利用する方法が一般的である。

利用するサービスの案内に従って設定する。

Windows・macOSではサービスごとの手順に従う

WindowsやmacOSでは、OSの機能を利用できる場合と、専用アプリや構成プロファイルを利用する場合がある。

利用するサービスやOSによって方法が異なるため、公式の手順に従って設定する。

正しく設定できたか確認する

DNSフィルタリングが適用されていることを検証する

サービスのダッシュボードや確認ページ、テスト用ドメインなどを利用し、DNSフィルタリングが適用されていることを確認する。

Wi-Fi接続時とモバイル通信時の両方で確認すると、設定漏れを発見しやすい。

利用時の注意点

ルーターと端末で異なるDNSサービスを併用しない

ルーターと端末の両方へDNSフィルタリングを設定した場合、実際に利用されるDNSサーバーは、OSやブラウザー、VPN、設定方式などによって異なる。

そうなった場合、想定とは異なるDNSサーバーへ問い合わせが行われ、期待したフィルタリングにならないことがある。

特別な理由がなければ、ルーターと端末では同じDNSフィルタリングサービスを利用すると管理しやすい。

公共Wi-Fiでは接続できない場合がある

公共Wi-FiでもDNSフィルタリングを利用できる。
ただし、ログイン画面(キャプティブポータル)を利用するWi-Fiでは、認証画面が表示されず接続できない場合がある。

接続できない場合は、一時的にDNSフィルタリングを無効化して認証を完了し、その後に再度有効化する。

VPN方式では通信経路が変わることがある

DNSフィルタリングサービスによっては、VPN機能を利用してDNS問い合わせを転送する。

別のVPNサービスを併用する場合は、両者を同時に利用できるか事前に確認しておく。

専用アプリは追加機能と引き換えに常駐する場合がある

専用アプリは、統計情報の表示や設定の切り替えなど、OS標準機能にはない機能を利用できる。

一方で、バックグラウンドで動作するため、サービスによってはOS標準機能よりバッテリー消費が増える場合がある。

追加機能が不要であれば、OS標準機能や構成プロファイルで設定する方がシンプルに運用しやすい。