当ページは検証・整備中のドラフトです。
内容は実環境での検証や追加調査により変更される予定です。
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目的
VPNは便利な仕組みである一方で、内部ネットワークへ接続するための新たな入口を作る危険な行為でもある。
実際、ランサムウェアによる被害の多くは、VPN機器の脆弱性や運用ミスをつく形で発生しており、中途半端な知識や計画での導入は避けるべきである。
そのため、まずは外部接続が本当に必要なのか、VPN以外の方法で代替できないのかを整理し、自身の環境においてVPNが必要かどうかを判断する。
ここではVPNの具体的な構築方法は扱わず、導入要否が判断できることを目的とする。
外部接続が必要な場面を整理する
まずは実際にどのような場面で外から内へアクセスしたいのかを書き出す。
SOHOの例
- 出張先から業務ファイルへアクセスしたい
- 自宅から事務所のNASを利用したい
- FileMakerへ接続したい
- 社内機器の管理画面へアクセスしたい
ホームネットワークの例
- 外出先から家庭用NASへアクセスしたい
- 自宅サーバーを管理したい
- ネットワーク機器の状態を確認したい
VPN以外の選択肢を確認する
VPNは有力な選択肢の一つだが、唯一の方法ではない。
例
- クラウドストレージの共有機能
- SaaS
- リモートデスクトップサービス
- 管理専用クラウドサービス
ファイル共有だけであればクラウドストレージで十分な場合もある。
業務システムであれば、オンプレミス運用を見直しクラウドサービスへ移行する方が適切な場合もある。
VPNを導入しなくても目的を達成できる場合は、その方が管理負荷や攻撃対象を減らせる。
できることなら、VPNを使わずに済ませることに越したことはない。
VPNが必要になるケース
次のような場合はVPNの導入を検討する価値がある。
- NASやサーバーへ直接アクセスしたい
- 社内LAN・宅内LAN内の複数機器へアクセスしたい
- FileMakerなど内部システムを利用したい
- ネットワーク機器の管理画面へ接続したい
- VPN以外の代替手段が存在しない
よくある誤解
VPNは導入した方が安全
VPNは目的ではなく手段である。
必要のない環境にVPNを導入しても、運用の負荷を増し攻撃対象を増やすだけになる。
VPNを使わなければ外部接続はできない
クラウドストレージやSaaSなど、VPNを使わずに目的を達成できるケースも多い。
まずはVPN以外で実現できないかを確認することが重要である。
次工程へ引き継ぐ内容
以下が整理できていれば完了とする。
- 外部接続が必要な理由
- VPN以外の代替手段の有無
- VPNが本当に必要かどうか
次の
「リモート接続ポリシーの設計|利用者と接続先を明確化する」
では、
- 誰が利用するのか
- 何へ接続するのか
- どこまで接続を許可するのか
を整理していく。
